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 9月になりましたが、まだ気温30℃を超える日が続いています。今年の夏は一体いつまでになるのでしょうか。引き続きワンちゃんの暑熱対策を万全にお願いします。
 マダニ媒介SFTSの患者数が過去最多になっています。今までは関西地方に患者が限定されていましたが、関東地方も患者が認められるようになりました。感染した患者の致死率は30%になる非常に怖い感染症です。ワンちゃんネコちゃんを介してマダニを家庭に持ち込まないように東京でもマダニ防除対策を通年で講じる必要があります。マダニは森林や草原ばかりでなく、大都会の公園の植え込みの葉の裏に潜んでワンちゃんネコちゃんに寄生吸血する機会を待っています。
 新宿区民の飼い主様を対象とするペット何でも無料相談は9月の第一から第四日曜日の午後3時から4時まで行います。

2025年9月3日
院長 獣医学博士(北海道大学)東京農工大学獣医科元教授 金子賢一

お知らせ
  • 紫外線・暑熱による健康障害
    5月から10月までの間は熱中症以外に、ノミやダニなどの外部寄生虫が関与しない急性皮膚病などの思いがけない病気が発症する機会が多くなります。
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  • 院長の内緒話
    往々にしてネット上の動物病院に関する情報については不正解なものが氾濫していて、当院は開業3年とされていますが、開業は2003年11月で現在22年目になります。
    ネットの世界における病院の評価は歯科医院と動物病院を含めて受診した患者さんよりも近隣の同業他者から寄せられるものが多く、概ね悪評価です。自慢話みたいで恐縮ですが、他の動物病院で治らない患者さんが当院で飼い主様からの聞き取り、視診、触診と聴診による投薬治療で平癒しています。当院では高額の医療検査機器による検査はしていません。
  • 狂犬病
    2006年にフィリピンでイヌに咬まれた日本人2名が帰国後狂犬病を発症し、治療の効果なく死亡しました。・・・
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  • フィラリア症
    フィラリア症の予防薬を2025年4月から1ヶ月間隔で12月まで継続して投与すれば、東京における2025年のフィラリア症は完全に予防されます。・・・
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  • ノミ・マダニなどの外部寄生虫の防除
    最高気温が25℃以上の夏日が続くと、ノミの成長期間が約2週間に短縮されます。夏は油断をするとノミが短期間で多数発生します。
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