新宿区動物病院の花園動物病院は犬・猫・ウサギ・ハムスター・フェレット・小鳥を診察。

 獣医学部新設問題では日本中の皆様をお騒がせしています。私の友人知人の間でもこの問題に関する関心が高いので、コメントしたいと存じます。今獣医師の職域は、日本の少子化によりペットを飼育し、食肉・乳製品を食する人口が1000万の単位で減少すること、さらに海外からの食肉・乳製品の関税率の引き下げにより、急激で大幅な縮小がすでに予見されています。一部マスコミでは、インフルエンザや口蹄疫の流行予防のために獣医師を新たに養成する大学を設立する必要がある旨の指摘があります。しかし、インフルエンザは渡り鳥が持ち込むので、いくら有能な獣医師が多数いても侵入を防御しきれません。他方口蹄疫は流行地の中国・韓国から人が衣服や靴に病原体を付着させたまま日本に持ち込むことによって流行するので、これは人の検疫の問題です。
 40年以上前某国立大学では、ヒマ林、ブラ畜、バカ獣と揶揄され、入学志願者が定員に満たなかったことを忘れてはいけません。今入学志願者が多数いることから1校だけでなくさらに2校3校全国に新設する旨首相が発言しています。しかし、日本全体の卒業生の15%を1校で一気に増やして獣医師を世に送り出せば、獣医師が過剰となって資格を生かした職場がなくなることが危惧されます。私立大学にも国費は投入されるので、税金の無駄遣いになります。ペット動物の予防治療の獣医師に関連することとして、同業者が増加した場合には個々の動物病院に来院する患者数は減少します。このため個々の患者さんに従来より高額の診療費を支払っていただくことで、付けを回すことになります。本当に獣医師の増員が必要であれば、全国の既存の大学の獣医師養成学生定員の増員がまず先ではないかと存じます。

 7月になって、梅雨が明けると本格的な夏となります。今年は特に暑いと予報されていますので、特にワンちゃんの暑熱対策に配慮しましょう。
 7月の新宿区民を対象とするペットなんでも相談は日曜日の午後3時から4時まで実施します。


院長 獣医学博士(北海道大学) 東京農工大学元教授
金子賢一 2017年7月1日

2017/6/30
●紫外線・暑熱による健康障害
5月から10月までの間は熱中症以外に、ノミやダニなどの外部寄生虫が関与しない急性皮膚病などの思いがけない病気が発症する機会が多くなります。
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●ノミ・マダニなどの外部寄生虫の防除
最高気温が25℃以上の夏日が続くと、ノミの成長期間が約2週間に短縮されます。夏は油断をするとノミが短期間で多数発生します。
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●狂犬病
2006年にフィリピンでイヌに咬まれた日本人2名が帰国後狂犬病を発症し、治療の効果なく死亡しました。
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●フィラリア症
フィラリア症の予防薬を2017年5月5日から1ヶ月間隔で12月まで継続して投与すれば、東京における2017年のフィラリア症は完全に予防されます。
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