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ワンちゃんの食事について

食事の与え方によって家族の一員としての位置付けが変わります。食事を最初に与えればわがまま犬に、最後に与えれば家族の気持ちを配慮する賢いワンちゃんになります。

犬は家族のなかで最後に食事をさせましょう
花園動物病院:食事・肥満わがまま犬になって困っている飼い主さんのほとんどは食事の与え方を誤解しています。
ワンちゃんの食事は、小さいお子様を含むご家族全員が食事、デザートそして食後の飲み物などもすべて済ませてから、与えて下さい。そしてワンちゃんに食事を見せて、待て、待て、を繰り返して遊んでやってから与えればなお結構です。調理中や人の食事の最中に、ワンちゃんがうるさく吠えても応じて与えてはいけません。犬が吠えた時に何でも応じてやると、犬は自分が家族のなかでNo.1のボスになるまで吠え続け、最終的には飼い主が触れただけで咬むようなわがまま犬になってしまいます。犬は集団における序列を正確に認識します。自分を迎え入れてくれた家庭で、誰が主導権を握っているか、自分が今何番目になっているか、そして自分がNo.1になれるかどうかを瞬時に正確に認識するという特殊な能力を持っています。余談になりますが、夫婦喧嘩をしょっちゅうしているような主導権が乱れているご家庭では、ワンちゃんはどちらの指示に従えばよいのか、また自分が何か悪いことをしたために周囲で争っているのか理解できないため、膀胱炎などのストレス起因性疾患に罹患することがあります。犬は家庭内ストレスを表現する測定器とも言えます。

わがまま犬の対応(その1:食事の与え方)について
すでにわがまま犬になっている場合、いくら鳴いても吠えてもワンちゃんに、ご家族の方より先または同時に食事を与えないでください。家族全員が食事、食後のデザートなどをすべて済ませた後に与えましょう。1・2日では理解しないワンちゃんもいるかもしれませんが、理解させるのに10日以上も要する頑固なワンちゃんはいません。犬は非常に頭がいいので、吠えても与えられないことがわかれば、おとなしくなります。ほとんどのワンちゃんは人の会話の内容(自分のことが家族の間で褒められているか、困った存在になっているのか)をおおよそ理解しています。しかし、わがまま犬は自分がNo.1になっているため、家族の気持ちなどに全く配慮しません。折角ご自身とご家族の生活の質を癒しの面で向上させるために家族の一員として迎え入れたワンちゃんを、わがまま犬に変貌させないように努力しましょう。今回は食事の与え方によってわがまま犬を賢いワンちゃんに矯正する方法を述べましたが、散歩の時に矯正する方法もあります。これについては別の機会に述べます。

食事の量と肥満について
生後1年以上のワンちゃんは1日2回、1回5分以内で完食する量を与えます。10秒以内に完食する場合は量が少ないかもしれません。次の肥満の判断基準に従って痩せ過ぎであれば、量を多くして与えてください。食べ残しは回収して下さい。食べ残しを出したままにしておくと、食欲不振や肥満を招く可能性があります。

肥満の判断基準について
ワンちゃんに固有の体格があるので、犬種による基準などはありません。4本足で立ったワンちゃんを上から見て、腹が胸よりも細ければ筋肉質、ただし、肋骨(あばら骨)の形が皮膚を透過して見えれば痩せ過ぎ、腹が胸と同じ太さならばやや肥満、腹が胸より太ければ完全な肥満です。肥満犬は人間と同様に糖尿病、心臓疾患などの成人病の発症率が高くなります。肥満は食事によるカロリー摂取量が多すぎることが原因ですので、食事量を減らすか、減量用のボリューウム増大・カロリー減の食事に変える必要があります。カロリー摂取量を減らす以外の対応はほとんど効果がないばかりか、逆に健康障害を引き起こす可能性があります。運動量を増やしても目標達成前に関節や腱などの運動器官を痛めてしまいます。

子犬の食事について
生後1年未満のワンちゃん、特に離乳から5ヶ月までは胃が小さいため、1日2回の食事では成長に必要な栄養が十分に摂取できません。1日3・4回、5分以内で完食する程度の量を与えましょう。ご家族とワンちゃんの食事時間が近接する場合、必ずご家族の食事終了後に与えましょう。離乳後の子犬は5・6時間程度食事を待たせても、健康障害は発生しません。


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